FINAL STAGE
19:00- 辰巳こんころ太鼓保存会
伝統的太鼓を伝える「辰巳こんころ太鼓保存会」は、金沢市に流れ込む犀川の上流にあり、金沢城や名勝兼六園に豊かな水を送る「辰巳用水」の水源がある辰巳町にあります。
この地区には、古くから裸になり「カマキリ」を真似た仕草をしながら、膝をつき肘を地につけてはい回る「いもちゃき(カマキリ)」踊りがありました。
「いもちゃき・こちゃき・太鼓打ってめされ・・・」と声を上げ、手拍子を打って一晩中はやしたて、この踊りを取り入れながら太鼓を打ち鳴らしていました。
また、祝い事には、村人たちが入れ替わり立ち代わり太鼓を打ち、歌い踊りに興ずる素朴なものでした。
それが、辰巳用水の大工事の際、人夫たちの疲れを癒すために打ち鳴らされ、歓声に煽られ、踊りはさらに滑稽な仕草を取り入れ、太鼓は奔放な妙技打ちへと形を変えていきました。
親から子へ、子から孫へと伝承され、現在まで受け継がれている、この太鼓こそが「辰巳こんころ太鼓」です。
19:30- 百萬石ウィンドオーケストラ
1987年に金沢大学フィルハーモニー管弦楽団OBが中心となり設立された。1989年に第1回演奏会を開催して以来、毎年春に定期演奏会を開催して好評を博している。
また、1990年に全日本吹奏楽コンクールに初出場し、これまで17回出場している。
2009年には仲田守氏を指揮者として迎えて、2012年にD.マスランカの《交響曲第9番》の日本初演を行った。
(この演奏はブレーンミュージックより発売されているCDに収録)
その他、今年4月には「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」にも出演。